貧血からの回復
それからは順調に食欲も回復、日に日に活気が戻ってくのがわかりました。
毛並みも良くなり、肉付きも良くなって。
これまでが嘘と思えるほどの変化。
そうなってくると、また怖くなりました。
突然グッタリしてしまうことが、またあるんじゃないかと。
しばらく病院にも通っていなかった為、1週間後に、病院に行って診てもらいました。
くしゃみがまだ続いていたこともあり心配でした。
先生はとても喜んで、
死んでしまったかと思ってたと……😅
治療を止めたら元気になったね、生命力が強いんだね、とチャタを労ってくれました。
くしゃみにシロップ薬と掻いて禿げた皮膚には塗り薬を処方してもらい帰りました。
きっといつか、あるんだと思います。
グッタリしちゃうことが。
でも、少しでも先延ばしにしたい。
突然の変化
そんな状況が続いたある朝に、珍しくキャリーから出てきて、ウロウロし始めるチャタ。
足取りフラフラでしたが何故かキャリーに戻らず。
そんな骨と皮の状態で歩き回る体力がどこにあるんだ?
何が気になる?と思いつつ見守る。
トイレを使い終わって、出てきてニャーと鳴く。
もしや?!
と思いカリカリを目の前に置いてみる。
すると、食べた!
ほんの数口だけでしたが、
しっっばらくぶりにカリカリを食べるチャタさん。
いつもならトイレが終わるとすぐキャリーに戻っていたのが、
この日は違った。
珍しいものを見るようにキョロキョロ、
周りをうろつく。
マットの上に鎮座してジッとしている。
しばらくしてまたカリカリを食べ始めた。
ほんの少しでしたが。
?!となりました。
ごめんなさい。
もうペット霊園のサイト確認して電話帳登録も済まして、保冷剤も準備して、いつ亡くなっても慌てないようにしてた矢先、この行動は一体?
となりました。
とりあえず出勤して、昼に様子を見に一旦部屋に戻ると、まだマットの上に鎮座している!
寝床だったキャリーケースに戻っていない。
餌を出すとまた食べ始める!
これは期待していいのかな?!
と何度も思いました。
看取りの覚悟が出来るまで時間が掛かったので、
それを撤回するのもなかなか出来なかったのです。
怖くて。
翌日の晩くらいまで疑心暗鬼?な状態でした。
病院通い②
病院に連れて行くと、顔を見ただけで
あ~重度の貧血だね、
と言われ。
骨髄で血液の成分が造られていないと。
輸血をしても血液の寿命がきたら、また輸血の繰り返し、ダブルキャリアを持っている猫に輸血をしても改善の望みは薄い、みたいなことを言われました。
鼻も白に近い薄いピンク色、肉球もほぼ白に近い色。貧血って言われるまで色なんて気にしていませんでした。
なんか薄いけど、元々こんな色なんだろうと。
今回も5日間程日帰り入院を行い、抗生剤とインターフェロン、点滴や食欲増進剤をしてもらいましたが食欲は戻って来ず。
日に日に痩せていくチャタさん。
シリンジを使い自宅で強制給餌させることにしました。
チャタが自分で食べないと、病院通いを続けても意味が無いような気がしたのです。
3、4日継続して強制給餌を行いました。
でも、日に日に痩せていくし、強制給餌するとき以外キャリーケースから出てこない引きこもり&寝たきり生活。
やがてトイレに行くこともしなくなり、フローリングに粗相することがあった為、トイレの場所をキャリーケースの近くに移動したところ、フラフラしながらもトイレでおしっこするようになりました。
そのうち、強制給餌で与えていたペースト食をペッペと舌を使って吐き出すように。
抵抗もされました。
そんなことに体力使うもんだからハァハァと息が上がり苦しそうで……。
キャリーケースに戻しても、同じ体勢のまま動けず、しばらく息が整うのを待っているような状況でした。
後ろ姿がくたびれたおじいちゃんのようで……。
そんな姿見て毎回泣いてました。
もう強制給餌もチャタの負担になるなら、ストレスになっているなら止めようとその頃思いました。
カリカリの餌と水はキャリーの側に置いて、食べたいときに食べれるようにして。
温度管理もしっかり行って、暑かったり寒かったりしないよう。
そしたら後は自然に任せようと。
そんな状況が1~2週間近く続いたと思います。
とても軽くなり、多分体重量ったらきっと2㎏もいかない、1㎏代の重さに感じました。
こうなる前は2.7㎏はありました。
生後半年くらいの仔猫が、骨皮の姿になっていくのを見ている。
何がチャタに対して正しいことになるのか、分からずに、ただ苦しまないで安らかに。
そんなことしか考えてやれませんでした。
口内炎
食欲が戻ってからは以前のようによく食べるようになったチャタさん。
とはいっても口内炎のせいで、ガツガツとまではいかず。
拾われてすぐは、なんか庇うようなヘンな食べ方する仔猫だなー、と思うぐらいで。
今回の受診で、口内炎があり、若干口腔内に腫れがあることが分かりました…。
ウェットフードなら痛みも軽減出来ると思うのですが、チャタさんはウェットフードは食べない仔で、チュールにも見向きもしない😩
カリカリ一筋という硬派な男。
とりあえず気休め程度の期待で、口内炎の改善が期待できるサプリメントを注文!
食欲も出たし、熱も下がった為、とりあえず病院通いは止めて、普段の暮らしに戻って頂きました。
といっても、束の間の4日間で。
体重も200gほど増えた矢先にまた体調不良となったのです。
今度は熱発はなく、活気と食欲が無くなりました。
翌日またかかりつけ医に診てもらうことに。
病院通い①
やはり心配なため、最初に行った(評判の良い)獣医さんのとこへ診せに行く!
会社より猫が優先や!←?!
状況を説明し、ここでも抗生剤とインターフェロンを打たれるチャタさん。
念のため血液採取し、検査される。
結果なんと白血病とエイズのダブルキャリアだということが判明!
先生もなんか医学書?みたいなの見ながら若干真剣に説明してくれましたけど、1/3も頭に入ってこなくてですね。
長生きできないって言われたことだけ頭に残りました。
後は必死に、平静を装うことだけに集中してました。
泣いてしまいそうだったので。
月齢から考えると母子感染だろうとのこと。
日帰り入院してもらい、仕事終わりに引き取りに。
ほかの入院患畜に感染する危険があるので入院は出来ないんだそうです。
その日の夜は熱が若干下がった感。
でもまだご飯を食べない。
翌日から日帰り入院をしてもらい、元気と食欲が出てきたのは通い始めて5日程経った頃でした。
引っ越し後
近所のペット可物件に引っ越しして4、5日間経った頃、その日は朝ごはんのエサの食べが悪いな~、と思ったけど昨晩はいつも通りの様子だったので、気にすることなく出社。
夜帰ってきてフと見てみると、ベッドに横になったチャタ(茶太郎)からは鼻水がダラーっと垂れ流し状態。
ベッドのシーツに立派な染みを作るほどでした。
当然エサは減っておらず。
どしたー?!っと思って身体を触ると明らかに熱い!
猫って人間よりは体温高い生き物だけど、さすがにこれはないでしょ😓となりまして。
近所の24H対応してくれる病院へ行ってみると、重い猫風邪とのことで、抗生剤とインターフェロン、補液の処置を受ける。
熱は41.5度!
42度以上いくと身体に障害がでたりと命の危険があるとのことでした。
夜8時に行って、帰ってきたのは夜10時半……
車で5分もかからない場所なのに😖
つらかったねチャタ。
すぐに熱が下がるわけもなく、翌朝までグッタリしてました。