病院通い②

病院に連れて行くと、顔を見ただけで
あ~重度の貧血だね、
と言われ。

骨髄で血液の成分が造られていないと。

輸血をしても血液の寿命がきたら、また輸血の繰り返し、ダブルキャリアを持っている猫に輸血をしても改善の望みは薄い、みたいなことを言われました。


鼻も白に近い薄いピンク色、肉球もほぼ白に近い色。貧血って言われるまで色なんて気にしていませんでした。
なんか薄いけど、元々こんな色なんだろうと。



今回も5日間程日帰り入院を行い、抗生剤とインターフェロン、点滴や食欲増進剤をしてもらいましたが食欲は戻って来ず。

日に日に痩せていくチャタさん。


シリンジを使い自宅で強制給餌させることにしました。


チャタが自分で食べないと、病院通いを続けても意味が無いような気がしたのです。
3、4日継続して強制給餌を行いました。

でも、日に日に痩せていくし、強制給餌するとき以外キャリーケースから出てこない引きこもり&寝たきり生活。

やがてトイレに行くこともしなくなり、フローリングに粗相することがあった為、トイレの場所をキャリーケースの近くに移動したところ、フラフラしながらもトイレでおしっこするようになりました。


そのうち、強制給餌で与えていたペースト食をペッペと舌を使って吐き出すように。
抵抗もされました。
そんなことに体力使うもんだからハァハァと息が上がり苦しそうで……。

キャリーケースに戻しても、同じ体勢のまま動けず、しばらく息が整うのを待っているような状況でした。

後ろ姿がくたびれたおじいちゃんのようで……。
そんな姿見て毎回泣いてました。

もう強制給餌もチャタの負担になるなら、ストレスになっているなら止めようとその頃思いました。


カリカリの餌と水はキャリーの側に置いて、食べたいときに食べれるようにして。
温度管理もしっかり行って、暑かったり寒かったりしないよう。
そしたら後は自然に任せようと。

そんな状況が1~2週間近く続いたと思います。


とても軽くなり、多分体重量ったらきっと2㎏もいかない、1㎏代の重さに感じました。

こうなる前は2.7㎏はありました。
生後半年くらいの仔猫が、骨皮の姿になっていくのを見ている。

何がチャタに対して正しいことになるのか、分からずに、ただ苦しまないで安らかに。
そんなことしか考えてやれませんでした。